エッセイその他 1(2003年4月中旬〜2003年7月)

   タイトルの前に「・」がついているものはお気に入り、「」が付いているものは特にお気に入りの本。

   エッセイその他 1  
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パリ風俗史 アンドレ・ヴァルノ 講談社学術文庫 2003/07/31
時代毎のパリが語られている。移り変わりが楽しい。
添乗員騒動記 岡崎 大五 角川文庫 2003/07/30
添乗員奮戦記
添乗員協奏曲
旅行添乗員による、ツアー中の困った出来事などのエッセイ。
もっと秘境駅へ行こう! 牛山 隆信 小学館文庫 2003/07/30
秘境駅訪問エッセイ第二弾。秘境駅には味わいがあると思う。単に寂れた駅という訳ではなく。
余談だが、この本についてタクシーの運転手さんと語り合ったことがある。その方は自ら秘境駅探訪をしたことがあるという。ちょっと羨ましい。
タイトルの魔力 佐々木 健一 中公新書 2003/07/30
絵画や音楽の題の持つ力や役割について。
タイトルを見てから作品を楽しむべきか、作品を楽しんでからタイトルを見るべきか。
中国の旅、食もまた楽し 邱 永漢 新潮文庫 2003/07/24
海外+料理のエッセイとあれば、手を出さずにはいられない。
死んだ魚を見ないわけ 河井 智康 角川ソフィア文庫 2003/07/23

科学者である著者が「しんかい2000」に乗船してタイトルの謎を解明しようとする。
そんなことは考えたことがなかったが、言われて見れば海で魚の死骸を見ることは少ない。専門職の人は考え付くことが違うなあ、と間抜けな感慨を抱いた。

間抜けの実在に関する文献 内田 百 ちくま文庫 2003/07/17
立腹帖 2003/07/22
新仮名版。百關謳カは私が作者買いする数少ない作家さんである。失礼な話だが、本人が可愛すぎるのがいけない。
明治日本印象記 アドルフ・フィッシャー 講談社学術文庫 2003/07/16
開国〜明治あたりの、外国人による日本印象記が好きな私にとってはとても面白い本だった。それぞれの趣味嗜好で、観点が違う(当たり前だが)のがまた楽しい。
小津安二郎東京グルメ案内 貴田 庄 朝日文庫 2003/07/15
小津監督が残した東京界隈の料理店に関する寸評などから編纂された本。前の職場に通っていた時に良く見た店が出ていて、何となくうれしかった。
ビジネス版悪魔の辞典 山田 英夫 日本経済新聞社 2003/07/15
「ありえないよ!」なネタから「わかるよ〜!」なネタまで。困った人というのはどこにでもいるものなんだなあ、と再認識する。
ディズニーランド101の謎 TDL研究会議 新潮社OH!文庫 2003/07/14
ディズニー好きでも何でもないのに、好奇心に負けてしまいました(笑)。正直なところ得るところは少ないかな。
シドモア日本紀行 エリザ・R・シドモア 講談社学術文庫 2003/06/30
明治中期の作品。アメリカ女性による日本紀行記。
遠野物語 柳田 國男 角川ソフィア文庫 2003/06/27
東北に行くので予習復習を(笑)。
日本語の美 ドナルド・キーン 中公文庫 2003/06/27
日本語と日本学の本。これだけ達者に母国語以外の言葉が綴れるというのは、どういう感じなのだろう。語学の才がない私には想像も付かない。
ノラや 内田 百 中公文庫 2003/06/25
旧仮名。猫に涙する百關謳カの姿で泣きそうになった。
日本との出会い ドナルド・キーン 中公文庫 2003/06/25
日本人よりも日本の心を知ると言われているだけはあると思う。ユーモアと批評のバランスが心地よい。
第一阿房列車 内田 百 新潮文庫 2003/06/23
新仮名版。しかし百關謳カの汽車好きは可愛い。
ガセネッタ&シモネッタ 米原 万里 文春文庫 2003/06/20
同時通訳を職業としている著者のエッセイ。
・御馳走帖 内田 百 中公文庫 2003/06/18
百關謳カが愛しすぎ。中公版は旧字旧仮名なのがいい。新仮名だとどうも風情が足りない。
わらしべ偉人伝 ゲッツ 板谷 扶桑社 2003/06/16
SPA!に連載していたもの。連載最後の方読んでいなかったのだが、まさかこんなオチで終わっていたとは。
AV監督 いその・えいたろう 幻冬社アウトロー文庫 2003/06/10
著者はそれぞれ違うが、女優、男優についての本を読んだので、ついでに(といっては失礼だが)。
果てしなく美しい日本 ドナルド・キーン 講談社学術文庫 2003/06/10
書かれた年代が古いこともあって、今読むと何か新鮮なものを感じる。私はどうも「昔」書かれた日本人論が好きらしい。
食う寝る座る 永平寺修行記 野々村 馨 新潮文庫 2003/06/06
永平寺での一年間の生活記録。著者が元々在家の人であるため、目線が近く、感じた事を素直に受け取れたように思う。寺にまつわる様々な音(と修行僧たちの飢餓状態)が印象的だった。
炊飯器とキーボード 岸本 葉子 講談社文庫 2003/06/06
著者の日常生活。
くたばれ!専業主婦 石原 里紗 知恵の森文庫 2003/05/29
専業主婦への苦言。自分が兼業主婦(変な言葉だ)のせいか、共感できたりできなかったり。しかし、正論だとは思う。
作家の花道 室井 祐月 集英社 2003/05/29
この人のエッセイは勢いが好き。
アジアパー伝 鴨志田 穣 西原 理恵子 講談社文庫 2003/05/26
著者が東南アジアで出会った人々の話。実話なのか疑うくらいに、とんでもない人々ばかりである。
恋は肉色 菜摘 ひかる 知恵の森文庫 2003/05/20
「流しの風俗嬢」を名乗る筆者のエッセイ、日記等を纏めたもの。
風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険 菜摘 ひかる 知恵の森文庫 2003/05/20
著者の、風俗嬢人生を書いたエッセイ。
ピラミッド101の謎 酒井 傳六 文春文庫 2003/05/15
去年の誕生日、友人から大量に貰った古本の中の一冊。
日本世間噺大系 伊丹 十三 文春文庫 2003/05/13
去年の誕生日、友人から大量に貰った古本の中の一冊。
1979年発行。やはり時代背景がうかがえてちょっと楽しい。
無名仮名人名簿 向田 邦子 文春文庫 2003/05/12
去年の誕生日、友人から大量に貰った古本の中の一冊。
なんとなく、時代を感じる。
いつも旅のことばかり考えていた 蔵前 仁一 幻冬社文庫 2003/05/02
旅行エッセイ。
AV男優 家田 荘子 幻冬社アウトロー文庫 2003/04/25
某「AV女優」の二番煎じではないかと思いつつ買ってみた。読んでみたが、その感は否めない。というか、何匹目かの泥鰌狙いという感じかも。
バクシーシ山下氏の「セックス障害者たち」に出てきた男優さんの話があってちょっと面白かった。
・世界青春放浪記 ピーター・フランクル 集英社文庫 2003/04/24
ハンガリーに生まれた彼が、フランスに亡命するまで。
「僕が日本を選んだ理由」の前の話。
これを食べなきゃ 私の食物史 渡辺 淳一 集英社文庫 2003/04/22
食に関してのエッセイ。
独断と偏見に満ちているのは、主観がものを言う分野であるから別に構わないと思うのだが、不味いモノをあげすぎていて、「これを食べなきゃ」というよりは「これは食べるな」的になっている。
そのせいで、おいしいものとして書かれている物まで不味そうに見えるのはどうかと思う。
男の出産 松久 淳 新潮社文庫 2003/04/22
奥さんが出産するまでの記録。日記エッセイ。
妊娠・出産関係エッセイの著者はやはり大半が女性なので、なんだかとても新鮮だった。
地下鉄100コラム 泉 麻人 講談社文庫 2003/04/18
街で見かけた言葉をキーにしたコラム。
シリーズ第四弾らしいが、他は未読。
天使と悪魔のイタリア タカコ・半沢・メロジー 中公文庫 2003/04/17
イタリアに関するエッセイ。
・僕が日本を選んだ理由 ピーター・フランクル 集英社文庫 2003/04/16
日本語が綺麗で恐れ入る。考えの深さも。
主婦でスミマセン 青木 るえか 角川文庫 2003/04/16
主婦エッセイ。世の中には凄い主婦がいるものである。
早わかり三国志 原 遥平 日本実業出版社 2003/04/15
三国志関連の書籍。三国志関連だというだけで、つい買ってしまったもの。
確かにわかりやすく色々説明されているが、早わかり、という感じではないかも。
てなもんやOL転職記 谷崎 光 文春文庫 2003/04/14
「中国てなもんや商社」の谷崎さんのエッセイ。OLから作家への転職期の話。パワフルさに脱帽させられる。
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